きつねのおきゃくさま

最近は長引くコロナや、それに伴ういろんな周りの変化で、いつも以上にストレスを感じてしまう日々...。知らず知らずのうちに、こころもからだも、疲れがたまっているかもしれません。

皆様はじめまして!一般社団法人ココロバランス研究所代表の島田恭子です。

私は「心が疲れたりイライラした状態を心地よい状態に戻すお手伝い」をしています。

きっかけは、会社や学校、病院で、つらい気持ちをずーっと持ち続けて、苦しんでいる方々をたくさん見てきたからです。

心優しいいい人に限って、悩み苦しんでいる人が多い現実。「何とかならないかな」と思い、大学院でメンタルヘルスを学び、今は大学や企業、カウンセリングで学んだことを伝える活動をしています。


最近はストレス社会と言われる時代。それなのに日本は、ちょっと悩んだ時、迷った時に、気軽に相談したり、自分をケアする方法を教えてくれるところが少なすぎます。本当は苦しみ続けて病んでしまう前に、自分で自分のこころをケアできれば、もっともっと少ない労力(と時間とお金)で、元の状態に戻れるのに…。そんな方がたくさんおられます。だから私は講演会やコンサルティングを通して、少しだけ心を軽くして、自分らしくいい感じの毎日を取り戻す方法(「心の自分ケア」とか「メンタルセルフケア」と言っています)をお伝えしています。


これからこのコラムで少しずつ、こころをしなやかにするコツや、こころのじぶんケアのアイデアを、紹介していきますね。

最近は長引くコロナや、それに伴ういろんな周りの変化で、いつも以上にストレスを感じてしまう日々...。知らず知らずのうちに、こころもからだも、疲れがたまっているかもしれません。

こころが疲れ切ってしまう前に、なんとな~くもやもや…しているうちに、少しだけこころを軽く、じぶんらしく”いい感じ”に(ウェルビーイング)、毎日をすごすためのお手伝いができたら嬉しいです。



1回目は、わたしのすきな絵本をご紹介。


「きつねのおきゃくさま」

(あまんきみこ著)


アヒルやひよこを食ってやろうと、優しい声で近づいたキツネ。

そんなキツネを本当に“優しいお兄ちゃん“と信じ、慕いつづけるアヒルたち。

キツネは少しずつ変わっていきます。

最初はとって喰おうと思っていたのに、

最後はなんと、命をかけて、アヒルたちをおおかみから守って死んでいく…。

なんともジーンとする素敵なお話です。

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この本がわたしたちに教えてくれること。

それは、”接し方で、どんな相手も変わっていく”

ということと、


だってこのキツネさん、”とって喰おう”とおもっていた獲物のために、最後は身代わりになって死んでいくんですよ。

キツネをそこまで変えたのは、アヒルたちの態度。

本の中でアヒルたちはキツネのことを、

「優しいお兄ちゃん」、「親切なお兄ちゃん」、「神様みたいなお兄ちゃん」と心から慕っています。

そうしたら本当にキツネは、「優しくて」「親切で」「神様みたいな」お兄ちゃん

になったんです。


もしもアヒルたちが、キツネにおびえ、敵対していたら…。

きっと予定通り食べられていたでしょう。


わたしたちは往々にして「相手を変えよう」と思いがち。

でもね、「変えよう」と思ってもたぶん無理なんです。

アヒルたちも「怖いキツネを、優しいお兄ちゃんに変えよう」と思ってたら、たぶん難しい。


「変えよう」と思って接する限り、相手はたぶん変わらない。

アヒルたちは相手を変えようとは思ってなくて、

ただただ「優しくて親切で神様みたいなお兄ちゃん」と慕い続けたんです。

そしたらキツネは自分から「神様みたいなお兄ちゃん」に変わっていきました


そしてもう一つ、大事な大事な”言葉の力”です。

アヒルたちは口々に「お兄ちゃんは優しいね」、「神様みたいだね」と言い合います。

もしそんな素敵な言葉を連発していなかったら…

もしかしたら事態は変わっていたかもしれません。

キツネは本当に優しくて神様みたいなお兄ちゃんには、ならなかったかもしれませんね。


私たちも、こころを込めて、言葉で伝えてみませんか。

「すてきだね」「ありがとう」「応援してる」「おかげさま」…。


または、相手にそうなってほしいことを言い続けてみませんか。

「がんばってるね」「優しいね」「天使みたいだね」...。


言葉の力は、私たちが思う以上に偉大です。

言わなくてもわかってるでしょ、とか、ちょっと照れくさい、って思うかもしれません。

でも、いつも以上にこころを込めて言い続けてみたら…

すごい変化が見られるかもしれませんよ。


神様みたいな優しいお兄ちゃんキツネのように。


Well-beingをめざしてWellnessに。 島田恭子