中尾右子
自分らしく生きる理由とは?
何年か前にうつ病みたいな病気にかかって、人生が真っ暗になったの。周りが見えなくて、ただ自分の辛さにだけ集中してしまって。それがきっかけで仕事をやめたのだけど、むしろポジティブになるきっかけになったの。過去の自分に戻りたくないから、何があっても笑顔で進むって決めたんだ。笑顔でいると、辛いことが自然と消えていくの。
笑顔のパワー
最近いろいろな人と話す機会があって、その人たちが「ゆうこの笑顔を見ると癒される」って言ってくれて。びっくりしたの。コロナウイルスで精神的にいっぱいいっぱいだから、私が笑顔で楽しく語ってると、自分までつい笑ってしまうって。すごく嬉しかった。

家族とのコミュニケーションかな。アメリカに引っ越してから、家族と話す機会が実は増えて。今の時代は簡単に安く海外通話ができるので、すごく感謝しています。

数年前、うつ病を経験し、それが引き起こした痛みと孤独を知って、彼女は何が起こっても前向きであり続けることを決意しました。厳しいときでも、笑顔を忘れなければ自然と良くなると信じる。ストレスと否定性に集中しすぎた結果周りが見えなくなり仕事を辞めることになったけれど、逆に人生のプレッシャーが消えて生きることが楽しくなりました。孤独を感じたからこそ、幸せのありがたさに気づけるようになったのだそうです。このパンデミックの中、多くの友人が精神的に影響を受けています。ある日、私の笑顔が辛い日々を乗り越えるのに役立ったと、彼らは教えてくれました。それを聞いて、周りにそんな影響を与えているのだと思うととても感動して嬉しくなりました。
生きている中で後悔したことはあまりないです。うつ病になったときもすごく悲しかったし、心が空っぽだったけれど、そのおかげで今の自分がいるので感謝しています。ポジティブでいることが私の命を救ったとも言えるので、自分らしく生きている証拠だとも思います。